

『RSPを世界中に』
「消費者が持つ情報にはものすごい価値がある」ネットプログラムは一般消費者への還元こそが大切
【ユーザーに報酬が入るネットプログラム】
■『RSP』サービスという新しいネットプログラムの事業を始められると伺いました。こちらはどのようなサービスですか。
西尾氏:RSPサービスは、オススメをした人とそれを見て購入した人の双方が同じ分だけ報酬が受け取れる新しいネットプログラムです。例えば、飲食店さんがRSPサービスを利用するとします。お客さんがオススメを書いて、その投稿を見た人が来店をしたら、オススメを書いた人と来店をした人の双方が報酬を受け取れるという仕組みです。これまで企業は一般のユーザーレビュー(UGC)をタダで使っていました。しかしこれからのネットプログラムは、一般の消費者への還元こそが大切です。すでに国内外でビジネスモデル特許を取得し、今年の夏からテストをスタートしますので、そのテストに参加いただける法人様、代理店としてご活躍いただける方、個人の投稿者を募集しております。
■どういった業界のお客様に使っていただくサービスですか。
西尾氏:何をオススメしたいか、何をオススメしたいのかは、ユーザーが決めますので、カテゴリーは問いません。またRSPサービスの報酬基準は代金の1%~30%になりますので、高い物をオススメすればする程、それを見て買った人と両方に付与するポイントは高くなるのが特徴ですね。一般的なアフェリエイトに代わる施策として、RSPサービスを広めていきたいと考えています。
■サービスの強みを教えてください。
西尾氏:圧倒的な強みは、投稿をする人と、購入した人の両方に報酬が入ることですね。また、今の広告はインフルエンサーやユーチューバーにならないと個人では儲からない仕組みになっているんですが、RSPサービスは、全く無名の人が匿名でもオススメを投稿できるプラットフォームになっています。インフルエンサーになる努力をしなくても誰でも気軽に始めることができます。
■サービスを提供する上で、大切にしていることはありますか。
西尾氏:消費者革命です。消費者は物を消費してお金を使っているだけじゃなくて、物凄い価値のある情報を持っている人ということにまずは気づいて欲しいです。毎日何気なくしているショッピングも、他の人から見たらものすごい価値のある情報なんです。だからこそ、単なる消費者ではなく、価値ある情報を発信する側に回ってみてはいかがでしょうか。
■消費者の持っている価値ある情報というのは例えばどういうことでしょうか?
西尾氏:沖縄の主婦の方が、地元の人しか行かないようなビーチや、地元の人しか行かない飲み屋さんを紹介して、それを見た東京の人達が旅行で遊びに行ったということが実際にあったんですね。旅行に行った東京の人たちも喜ぶし、旅行会社も飲み屋さんも儲かるわけです。そういうふうに消費者の毎日の消費には実は物凄い価値があるんだということに気付いて欲しいと思っています。
■消費者の中にはそのような良い情報ばかりではなく、誹謗中傷やクレームを言いたい方もいるかもしれないと心配になります。
西尾氏:RSPサービスは、本当に使って良かったオススメだけを投稿できるようになっています。もしもお店に対して意見やクレームがある場合は、私たち運営側にこっそりと伝えていただける機能がございますので、そちらをご利用ください。
【消費者が中心の経済社会を作りたい】
■今後の目標を教えてください。
西尾氏:RSPサービスは日本をはじめ中国、シンガポール、欧州、オーストラリアで特許を取得し、アメリカは現在審判中です。ユーザーレビュー(UGC)をタダで使う時代から、消費者にもっと還元するレベニューシェアな施策への転換とその普及を目指し、世界にもこの概念を拡げていきたいと思います。短期的な目標では、日本においてユーザー閲覧数が毎月100万人。代理店は、個人法人は問わず50社から100社を目指しています。
■長期的な目標を教えてください。
西尾氏:1つは、コンバージョン(成果)を増やしていくことです。例えば登録しただけでもポイントが入ったり、友人にオススメしただだけでポイントが入ったりなど、双方で同じ分だけレベニューシェアできるいろいろなコンバージョンを増やしていきたいです。そしてもう1つは、多言語化ですね。日本のオススメを英語や中国語で見て、訪日外国人観光客が日本で買い物をしたら、レベニューシェアでポイントが入る。そういったインバウンドの観光客にも対応できるようにしていきたいと思います。
■社会的にどういった影響を与えていきたいとお考えですか。
西尾氏:国や行政や企業が経済の中心ではなく、本当の意味で消費者が中心にある経済社会、消費社会を作っていくための一役になれれば、面白いですね。
■ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。
西尾氏:令和の時代、夢や事業を1つに絞ることは無いと思います。沢山夢があって沢山色んな事業をやって、それでいいと思うんです。なので、目指すものが同じ、夢を共有できるのなら、違う会社でもいいので同じ目標に向かって一緒にチームでやりませんか。